今月の献立

10月の献立

一口メモ

10月1日は食物せんいの日

「1001」を「せんい(ち)」と読む語呂合わせから、食品・飲料メーカー6社による「食物せんいプロジェクト」が制定しました。

現代人に不足しがちな食物繊維の摂取を促すことが目的です。「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、目標量が1日25g以上に 引き上げられました。しかし、実際の平均摂取量は成人で約13.3gと大きく下回っており、意識的な摂取が必要です。不足すると便秘や腸内環境の悪化を招き、痔や大腸がんなどのリスクも高まります。

食物繊維は、野菜、豆類、きのこ、海藻、果物、雑穀などに多く含まれています。

おすすめの食材には、玄米・もち麦・おから・こぼう・ひじき・キウイなどがあります。

毎日の食事に「野菜をあと一皿」「具たくさんの汁物」「いつもの料理に加える」などを意識すると自然に摂取量が増えます。

腸内環境を整えることで、体の内側から健康に。

「腸から始める健康づくり」、ますは今日から一歩を踏み出しましょう。


食育セミナーNo.201 「ネオ和食」って知ってる?

今、「ネオ和食」が注目を集めています。これは、日本の伝統的な和食をベースに、現代の食文化や世界の味覚に合わせて新しくアレンジされた日本料理のことです。

新しい「和」の楽しみ方

「素材の味を活かす」「季節感を大切にする」という和食の基本は守りつつ、こんな特徴があります。

  • 多国籍な食材を取り入れる
  • フレンチやイタリアンの調理法・食器を使う

例えば、かつおだしで煮込んだラタトウイユや、味噌とバターを合わせた和風クリームソースなど、意外な組み合わせで新しい美味しさを発見できます。

「だし」が決め手!

ネオ和食に欠かせないのが和風だし。昆布やかつお節に含まれる「うまみ成分」(グルタミン酸、イノシン酸など)が、料理に深みと調和を与え、奥行きのある味わいを生み出します。

見た目の美しさやヘルシーさも魅力で、若者や海外の方々にも大人気。伝統を守りながら進化する「ネオ和食」、ぜひ注目してみてくださいね!