今月の献立

7月の献立

一口メモ

半夏生

半夏生(はんげしょう)は、1年の中で日照時間が最も長くなる夏至から数えて11日目にあたり、2025年は7月1日です。

初夏は農家にとって繁忙期です。通常、田植えは4~6月までの間に行われますが、一連の作業を手際よく終わらせるためには、スケジュール管理が重要で、そのための目安となる日を定めておく必要がありました。半夏生は、「その日までには田植えを終えておくとよい」という目安となっていました。

また、全国各地にはこの時期に食べると良いとされる食材があります。

  • 長芋汁・とろろ汁(長野県)
    長寿や健康を願い、滋養強壮に良い食材として食べられます。
  • 焼き鯖(福井県)
    体力回復のため、江戸時代から食されてきたスタミナ食です。
  • 小麦餅(奈良県・河内地方)
    田植え後の労いとして食べる郷土菓子です。
  • たこ(関西地方)
    田んぼの苗がしっかり根付くようにとの願いを込めて食されます。
  • うどん(香川県)
    収穫したばかりの小麦で作り、農作業の感謝を込めて振る舞われます。

半夏生は、農業の節目としての意味を持ち、各地で特色ある食文化が根付いています。


食育セミナーNo.198 七夕

七夕は「たなばた」または「しちせき」とも読み、毎年7月7日に行われる日本の伝統行事です。 色とりどりの短冊や飾りを笹に吊るし、星に願いことをします。

◆七夕飾りの意味
  • 紙衣:裁縫上達
  • 吹き流し:機織り上達
  • 巾着:金運アップ
  • 千羽鶴:長寿祈願
  • 投網:豊漁祈願
  • 短冊:願いが叶う・字が上手に
  • 屑籠:整理整頓

◆七夕とそうめん
中国の風習「策餅(さくべい)」が由来で、無病息災を願って食べられるようになりました。

◆そうめんの栄養効果

  • ビタミンBlが豊富で夏バテ対策に◎
  • セレンが抗酸化作用を持ち、老化予防に
  • モリブデンが鉄の吸収を助け、貧血予防にも

そうめんは、野菜や肉・卵などのたんばく質と一緒に食べることで、栄養バランスがさらにアップします。また、クセのない淡白な味わいは、和風・洋風・中華などどんな味つけにもぴったり(コク深ゴマだれ、さつばりトマト、ピリ辛中華風など)。その日の気分に合わせて、自由にアレン ジして楽しめるのも、そうめんの大きな魅力です。

暑い日も、ひんやり美味しく元気をチャージしましょう!